ビーチ・バレー

ビーチ・スポーツの元祖と言っても良いでしょう。映画トップガンで主演のトム・クルーズがパイロット仲間とプレイしていた姿が、格好良くて憧れました。
暫くするとオリンピック種目にもなり、がぜん人気が出ました。ビーチの妖精なるアイドルにも引けを取らない美貌の選手が出て来たのも人気が上がった要因でしょう。
アメリカ発祥で、1996年のアトランタオリンピックから正式種目になりました。

ルールは簡単、2人制のバレーボールです。砂浜で足元が安定しないので、高くジャンプすることが難しく、強烈なアタックが打てません。その分、ラリーが続くので、エキサイティングになります。2セット先取(1セット21点、3セット目は15点)した方が勝ち。
ビーチ・ラグビー

5人制のタックル無しのラグビー。5回の攻撃権があり、タッチされると攻撃権が減る。5回の攻撃権の中でアメリカン・フットボールの様な前パスが1回投げられる。ノックオン、ボールが地面に着いたら、攻撃権が相手に移る。
日本が発祥で、1990年ビーチ・フットボールとして始まった。2009年、2015年の国体でデモンスレーション競技になった。ボールはラグビー・ボールより少し小さめの専用ボール。
湘南・平塚、南紀白浜、大阪・樽井サザンビーチ、若狭高浜など各地で地区大会があり、全国大会もある。砂浜で足を取られて走りづらいのですが、ボールを持って走る爽快感は最高です。

砂浜ならではのダイビング・キャッチなど、エキサイティングなプレーも魅力的です。かつてはラグビー・トップリーグのキャノンが強かったです。ディフェンスが前に出ると裏に走られて前パスを通され、ディフェンスが待っていると、走られと変幻自在な攻撃に翻弄された、悔しい想い出があります。
イタリア・ヨーロッパ、海外では、タックル有りのビーチ・ラグビーもあります。

ビーチ・サッカー

5人制のサッカー。情熱の国ブラジルが発祥で、砂浜はボールが転がらないので、空中でのボール回しが主体となり、エキサイティングかつアクロバティックなプレーが見ものです。サッカーの盛んな南米・欧州で人気があります。
ビーチ・バスケ

1980年代にアメリカアラバマ州ガルフショアの体育教師よって行われたのが、起源。円形の砂浜のコートで行い、バックボードのないゴールを使用。円の内側からのシュートは2点、外側からのシュートは3点。砂浜でドリブルが出来ないので、パスでボールを回す。ネット・ボールみたいな感じ。
ビーチ・ベースボール
6人制の三角ベース。一塁、三塁、ホームの三角形で二塁が無い。ピッチャーとキャッチャー以外はどこを守って良い。日本の石川県内灘町が発祥。ボールはスポンジ製でバットはビーチテニスのラケットを使用する。
ビーチ・テニス

イタリアが発祥で、ビーチコートでボールをノーバウンドで打ち合う。ネットの高さが1.7mでダブルスが主流なので、ビーチ・バレーのラケット版と言う感じ。羽子板の洋式版と言うと判り易いか…。テニスと同じく4ポイントで1ゲーム、6ゲーム取ると1セット、2セット先取で勝ちとなる。
ビーチ・アルティメット

アルティメット ULTIMATEとはフライングディスク(フリスビー)を使う5人制のチーム・スポーツで、フライングディスクを落とさずにパスをつなぎ、エンドゾーンにタッチダウンをします。75mx25mのコートで行います。1967年にアメリカ合衆国のニュージャージー州メイプルウッド市の高校生によって考案されたアルティメットをアメリカのフロリダのビーチで行ったのが発祥。
ビーチ・ラクロス

5人制、7分ハーフで行われます。コートサイズは40m × 20mで日本が発祥です。クロスと呼ばれる先に網の付いた棒スティックを使って硬質ゴム製のボールをゴールに入れて得点を競う。ラクロスは北米の先住民が行っていた儀式が起源でキリスト教の僧侶の持つ杖 crosseにフランス語の定冠詞 Laを付けてラクロス La-Crosseと呼ばれる様になった。
ビーチ・ハンドボール
4人制、10分ハーフで行われる。コートは、27m x 12m。各ピリオドで最も多く得点したチームが1点となる。
神奈川県の湘南・平塚ビーチには、ビーチ・スポーツ用のコートが揃っていますので、日焼けついでに観戦してみると面白いですよ。

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