

プールは、学校のプールがある時は学校、無い時は市営プールに毎日行っていました。学校のプールは学年ごとに時間が決まっていて、対象の日に行くと、何処にも行く予定の無い沢山の友達に会いました。と言っても自由参加なので、泳ぎが苦手な人は来ません。何らかしらの出欠は確認していたのでしょうが、ラジオ体操とは違い景品は貰えませんでした。
小学校のプールはオレンジの水泳帽をかぶります。泳ぎの上手加減で水泳の級があります。級によって水泳帽に線が付けられます。25m泳げると一級で黒線一本。10m泳げると二級で白線二本。5m泳げると三級で白線三本。50m泳げて、個人メドレー(自由型、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎ)の二種類で各25m泳げると特級で黒線一周です。黒線一周の人は見たことがありませんが、その幻の特級を目指して、夏休みの学校のプールに通って泳ぎの検定に挑戦していました。

ある日の学校のプールに行った時のこと、いつものように暑い日でした。一級の生徒は、25mのインターバルで何回も泳ぎます。仲の良い友達もいなくて、ひたすら泳ぐ練習にとっても疲れて途中で先生にもう泳げないとリタイアしてしまったことがありました。
また、ある日のこと、水泳パンツの紐がかた結びになってしまって、ほどけなくて水泳パンツのままタオルを巻いて帰ったことがありました。水着が乾くと紐がゆるんでほどけました。リボン結びがちゃんと出来るように子供に教えてあげて下さい。
そんなあまり嬉しくない想い出もありましたが、最終学年の6年生の最後のプールで見事、特級に挑戦して合格をしましたが、黒線一周は付けられずに小学生のプールは終了してしまいました。

市営プールは、2時間30円。自転車で2~30分の道のりを毎日のように通っていました。泳ぎの練習をすると言うよりは、プールで水遊びをしていました。水泳帽をかぶらないのが良かったです。曇りの日で人が少ない時は、飛び込みが出来たのでいつもよりも面白かったです。プールが終わると100円を貰ってプールのお釣りの70円でアメリカン・ドックを買っておやつを食べていました。とっても美味しかった想い出です。
泳ぎが嫌いな子は、学校のプールの時間はつまらないと思いますので、水を怖がらないようにしてあげるのが親の務めと思って、小さい頃に心を鬼にして鍛えました。
➜泳ぎ好きにするへ
子供たちは、学校のプールは、地獄のシャワーと言っていましたが、プールの授業を楽しんでいました。
➤目次の頁へ
【関連する記事】